【実録】バックグラウンドチェック、実際に受けた採用調査を徹底的に解説!

この記事で解決できる悩み
  • バックグラウンドチェックってそもそも何?
  • 何を調査されるの?どこまで調査される?
  • どうやって調べられるの?
Kaito

バックグラウンドチェックってこのタイミングか!って時に来るんですよね。何を調査されるのか、どこまで経歴をチェックされるのかなど、不安な方に是非読んでほしい記事になります!

小売販売員から3度転職、転職する度に待遇アップ、超大手外資系IT企業に転職を成功させブログを書いています!

Contents (目次)

バックグラウンドチェック(採用調査)とは?

バックグラウンドチェック(採用調査)とは、採用試験を受ける企業に提出したあなたの職歴や経歴に誤りがないか、犯罪歴や自己破産歴、学歴に誤りがないかなどを確認するチェックになります。

日本の企業ではあまりまだ導入されていないですが、外資系の大きい企業などは導入していることが多いです。どのくらいの企業が実施しているのかなと個人的にググっていたのですが、なんと、外資系では95%の企業が既に実施をしているそうです(性悪説ですね…)。そしてなんと、First Advantageが発表した「2019 Top Screening Trends Report」が発表している資料では、アメリカでは19.22%の方が実際に詐称したことがあるという結果があるようです(そりゃ性悪説になる…)。(参照元:JAPAN PI「海外の採用事情 経歴詐称が多い国・少ない国ランキング」

バックグラウンドチェックは平等のためにある

バックグラウンドチェックは応募者を振るいにかけるためのものではなく、採用企業と応募者の平等のために存在します。採用企業は、一度採用をするとなかなか解雇することはできませんので、採用企業は応募者をしっかりと吟味して採用する必要があります。その為、このバックグラウンドチェックを実施することにより、その応募が公平に真実を提供しているのかをチェックする必要があるのです。

バックグラウンドチェックが入った…落とされるかも…(汗)。ということは全くなく、堂々と自分の経歴をチェックしてもらえば良いのです!

バックグラウンドチェックの実施タイミングは?

バックグラウンドチェックは、どのタイミングで実施するかは企業次第なのですが、大体は最終面接前や、最終面接後でオファーレターをだす直前といったケースが多いです。最終面接で社長や役員に合う前に調査をして、問題のない人を面接に進めたいといった意向や、オファーレターを出す前にチェックしておくといったケースが多いです。

バックグラウンドチェックの期間は?

バックグラウンドチェックの結果を待っているときは超ドキドキしますよね!期間がどのくらいかかるのかというのもかなり気になるものです。別に怪しいこと何もないんですけど…という人でも、大丈夫かな?と何度もチェックしたくなると思います。

では、実際どのくらいの期間で返答が来るのかというと、自身の経験からも実際に経験をした複数名の方も、ネット上で調査を行っても、バックグラウンドチェックのプロセス完了までは、大体1週間が目安といった形になります。

3~4日以内

大体この期間で終わる方の特徴は、①確認先からの回答がスムーズに来た②提出を求められる書類がたまたま手元にあった、そして③日取りが良かった。の3つが揃うと大体3~4日間で回答が来ます。特に①の確認先からのスムーズな回答というのは、この日数に大きく関係してきます。

大体外資系の企業は、この手の問い合わせに慣れており英文メールも朝飯前なので、サッと返信してくれるものですが、日系の企業になると「何だこれ?スパムか?」みたいになり、なかなか返信をしてくれない…何てこともあります。

実体験

実際に私は、2つ前の会社が日系で全く返答をしてくれなかったので、退職者用の問い合わせ窓口にバックグラウンドチェックが来ていると思うから返信をしてくれないか?とメールをしてようやく返信をしてくれました。

7日以内

私は8日間が調査にかかった日数でした。理由としては、①前々職からの回答が遅かった②学歴を確認するための書類の取り寄せに時間がかかった。というのがメインの理由です。ただ、現在のバックグラウンドチェックは採用調査されている側でもプロセスの進捗をチェックすることが可能なので焦ることは全くありません。

期間が長いと危ないの?

なんか調査が全然進まないな…。とか、返答が全然来ないんだけど…。といって物凄く不安になる方が実際にこの記事を読んでいる方にもいらっしゃるかもしれません。しかし、ほとんどの場合は安心してください。期間が長いと危ないということや、追加調査がされている、何てことは、ほとんどないでしょう。というのも、バックグラウンドチェックの多くは、基本的にメールや電話での簡易的な確認が多いため、単に返信が来ないか催促をしている。というくらいの理由が比較的多めです。

バックグラウンドチェックのプロセスは?

チェックされるプロセスはまず、採用企業からバックグラウンドチェックを実施する旨が応募者に伝えられます。応募者がバックグラウンドチェック代行会社に登録をして、必要事項を入力したり、どうぞ調べてくださいという書類にサインをします。その後、実際の調査が始まるのですがまずは一連の証明書類の提出をしてから実際に始まることが多いです。

大体4項目ほどチェックが完了したら、代行会社はレポートをまとめて採用企業に基準に準じているかを報告します。報告して採用企業が承認をすれば晴れてすべてのプロセスが完了となります。

バックグラウンドチェックのプロセス
STEP

採用会社から応募者にバックグラウンドチェック実施の旨が伝えられる

STEP

応募者は口頭で受諾した後に調査代行会社のサイトに登録する

STEP

登録時に調べられることへの受諾するサインをする(現職への連絡可否も聞かれる)

STEP

実際の調査を始める前に証明書や離職票などの資料提出が求められる

STEP

提出したら調査がスタートする

STEP

調査会社の調査が終わるとレポートにまとめられる

STEP

調査会社から採用企業へ採用基準を満たしているか報告される

STEP

報告が完了し採用企業が受理したらすべてのプロセスは完了

STEP

STEP

バックグラウンドチェックはどこまでチェックされる?

次に気になる一般的な調査項目と、どのようにして調査をするのかを確認していきましょう。

遡って調査される社数

経験している社数が多くなれば多くなるほど、どこまで遡られるのか気になると思います。実際に調査を受けた自分の経験と、調査を受けた周りの経験をまとめると、結論2~3社になります。それ以前に所属していた会社は、あまり遡って調査されないのですが、たまにそのうちの1社が倒産していた。や、ちょっと経歴と違う箇所があった。などで、4社、5社と確認がされたこともあるようです。

大体2~3社なのに、4~5社と遡られている場合は、ちょっと気をつけなければいけないひとつのサインかもしれません。

調査項目と調査方法

学歴調査

学歴調査はまず、①卒業証明書の提出②在籍期間中の単位取得証明書の提出③大学に在籍確認。といった3つの項目になります。大体これ以外は聞いたことがないので、この項目だけ調査されるといって大丈夫でしょう。

職歴・経歴調査

職歴・経歴調査は、①履歴書(レジュメ)の提出②職務経歴書の提出③入社日と退職日の記載がある書類の提出(大体離職票などに記載あり)、④職場に在籍期間と当時の役職や所属部署、ポジションの確認。といった4つの項目になります。

よく心配する方で、ポジションが社外に分かりづらいからわかりやすいように記載していたり、一般的な名称に変更していたりする方がいますが、大枠あっていれば問題ないです。

社会的調査

社会的調査に関しては、どこで調査をしているのか正直不明ですが、代行会社毎にそれぞれ信頼できるデータベースや確認先を持っているようです。そこで、犯罪歴や自己破産履歴などを確認して問題なければOKとなるのですが、これは大体1日未満で終わります。

依頼主である採用企業に調査報告

最後に、全ての項目が点数化され基準値に満たしているか判断されます。そして、代行会社が身元確認の調査結果としてお墨付きを採用会社に提出し、採用会社が受理して承認したところでバックグラウンドチェックは晴れて完了!といった形になります。

Kaito

意外とちゃんと調査するんだなぁと感心するくらい調査はしっかりとされる印象です。ただし、ひとつの調査はメールで確認くらいなので、そんなに深く調査されることは一切ないです!もし、メール確認で何か違うぞ…となった場合、そこから深く調査されるのだと思います。

プロセスの進捗情報は確認可能

実際にこちらのようにプロセスやすべての詳細を記録して公開してくれます。これは結果を受け取った際のPDFなのですが、結果がでる以前にも代行会社のWEBサイトから進捗を確認することができます。

その為、ここで詰まってるのか…。など、返事が来てないのね…。ということまで確認ができるので安心できます。

バックグラウンドチェックの拒否は可能?

結論、バックグラウンドチェックの拒否は可能です。ただし、なぜ拒否をする必要があるのか?という思考に採用企業がなってしまうので、極力というか受けたほうが無難です。バックグラウンドチェックは、どのタイミングで実施するかは企業次第なのですが、大体は最終面接前や、最終面接後でオファーレターをだす直前といったケースが多いです。

つまり、現職に確認が入る可能性があるのですが、ここは代行会社によっては配慮をして現職には確認してほしくないなどの意向がだせます。しかし、上記でお伝えしたとおり堂々と調査してくださいと言った方が無難でしょう。調査が入るといってもメールで簡易的な調査なので、自分の部署まで伝わってくる可能性はほぼないからです。また、バックグラウンドチェックをされるということは、最終面接前の実施を除きほぼ採用は決まっています。

まとめ

バックグラウンドチェックは、何か心配なことがない限り全く身構える必要はありません!堂々と自分の身元確認をしてもらいましょう!

転職活動の裏側に関連する記事を下記にも貼っておきますので是非ご覧ください~!

Website | + posts

小売販売員からキャリアをスタートし日系&外資系大手企業と3度の転職を成功させ、超大手外資系IT企業でデジタルマーケティング関連職に従事。WEBコンサルティング会社を起業し、マーケットプレイスを中心とした業務代行とコンサルティング、業務効率化のソフトウェア販売を行っています。
保有資格:3級FP技能士、2種証券外務員、ITパスポート、GAIQ、Goole広告各種プロフェッショナル認定資格